一神教と多神教 岸田秀 新書館 2002 これは、単なる宗教論ではない、もっと巨大な地球人間論だといえる

健康 古代史 時事一般

 

テロは一神教の病なのか? いま世界を覆っている災禍は一神教から生じているのではないかという疑問を軸に、一神教と多神教をめぐる問題をさまざまな角度から考察するインタビュー集。

 

日本人の書いた小説が売れに売れているという。あの、マンガ、アニメに迫る勢いで売り場の規模も年々大きくなっているという。もはや、ハルキムラカミだけではないらしい。

そうした中、こういう本も英訳して出版したら案外受けるんではないか。まず、何より、タイトルがいい。ハンチントンの著作の何倍もすごいと思う。

 

アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月)の直後に出版されたこともあるが、以降のアメリカの軍事進攻などが、なぜ起きたかに焦点を当てて論じられていく。

この事件を契機としてアフガニスタン紛争・イラク戦争が勃発し、世界規模での対テロ戦争が始まった。

戦争により450万人が死亡し、3700万人が国内外で避難民となったという。

 

一神教は果たして、戦争のための宗教かどうかが論じられていく…

聞き手の、三浦雅士氏が素晴らしく、単なる聞き手というより、共著者としたほうがしっくりする。

三浦氏が言ってることで、イギリスのヒュームをあげて、岸田理論をバックアップしているところなどは良かった点である。

マルクスも、日本のかつての天皇制も、一神教的だから失敗したのではないかと述べているところは本書の読みどころの一つである。

しかし、この本、というか、岸田理論に関しては、評判が悪い…  トンデモだとののしる人が多い…

人類は、アフリカで発生した… その後、黒人のなかで、アルピノ(白子)が発生して、不毛なひたすら寒いヨーロッパに追われた… だから彼らは、人類初の、被差別民族だというのだ。

 

「超画期的な至高の人種理論」「黒人→白人→黄色人 」(大天才!高野信夫 ←浜松日赤病院の皮膚科の医者 この著作はここがミソ) 三一書房 1977 再精読してみた…
「超画期的な至高の人種理論」」 「黒人→白人→黄色人 」(高野信夫 ←浜松日赤病院の皮膚科の医者 この著作はここがミソ) 三一書房 1977 再精読

 

白人種アルピノ発生説は、現時点では至高の人種理論だと私には思える。

理由

① 白人種の現在分布をみると、北欧圏に住んでいる白人種は明らかに白い。

対して南欧圏に向かうにつれて色が濃くなっていく。

② 何といっても、この地球上に人種が発生したのはたかだか3,4万年くらい前だそうだ。

マーティンバナールのいうブラックアテネ論をみれば、黒人種が現ヨーロッパに侵入して、同時に白人種になったアルピノもヨーロッパに侵入したのではないか??

 

古代アフリカエジプト史への疑惑 (1974年)木村 愛二 (著)人類の起源は『アフリカ単一起源説』がほぼ定説になっている。でも、それはおかしい??
これは以前紹介した「黒人→白人→黄色人」(高野信夫)の回答とも思える書だ。現生人類は約5万年前、アフリカで発生した。黒人アフリカ人の突然変異によりアルピノが生まれ、被差別集団が形成された。彼らは、差別に耐えかねてアフリカを脱出した。そして、...

 

1960年代も後半になってから「ブラックアテネ」(マーティン・バナール)という同趣旨の本がやっとイギリスのユダヤ人によって書かれることになる。

エジプト文明は黒人によって作られ、初期のギリシャ文明もまた植民した黒人によって築かれた。ゲーテの愛した、ニーチェの愛したギリシャ文明が黒人によって!?

反発も凄く、大論争を巻き起こし、現在も継続中である。

やり取りを見ていて感じるのはヒトラーの影響のものすごさである。

白人たちは生理的な反発を感じ、「ブラックアテネ」を攻撃したいが、ここは21世紀である(笑)。

そういう面も日本人としての読みどころである。

 

第1章「一神教は特異な宗教である」

エジプトの奴隷たちの一部が、モーセの指揮のもとに反乱を起こし逃亡した。

エジプトの一神教の神アトンを源流としたヤハウェを信じ団結し、ユダヤ教とユダヤ人が生まれた。

つまり、ユダヤ教は被差別者の宗教で、迫害されて恨んでいる人々の宗教である。自分たちがもともと信じていた血のつながりのある神々が守ってくれなかったので、他人の神に飛びついた。

いわゆる契約の神、養子縁組ということなのだ。

キリスト教はローマによってヨーロッパに押し付けられたものであり、普遍性を主張する不寛容な宗教であるから、土着的なものを徹底的に根絶しようとした。
ヨーロッパ人の精神世界は分裂し、二重構造になった。

その抑圧されたものは、いつか抑圧の壁を破って噴き出す。ヨーロッパ近代の混乱はその結果である。

ルネサンスは、抑圧されたものの回帰である。

白人は黒人から差別され北方へ追いやられ、また南下してきたのがセム族と言われる人々で、ユダヤ人とかアラブ人である。

ローマで奴隷や傭兵として最下層民として使役された北方白人を中心に広がったのがキリスト教である。

ユダヤ教もキリスト教も根に差別されたことへの深い恨みがあり、それが逆に黒人差別として表れているのだ。

エジプト人やギリシャ人は、黒人だったという説がある。

 

↑私には、岸田秀の言うことが正しいと思えて仕方ない。

 

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【DNAで判明】ヨーロッパ人と東アジア人は同祖から分岐した!? ゲノム研究で明らかになった人種の成立過程 現生人類(ホモ・サピエンス)アフリカ単一起源説
ヨーロッパ人の混血の歴史~1万年前までは褐色の肌、黒い髪の組み合わせだったヨーロッパ人が何故今日、明るい肌、青い目、金髪なのか。

ゲノム解析によって明らかになったヨーロッパ人の形成過程~LEMURIA CH/レムリア・チャンネル


2020/08/05 #ネアンデルタール人 #ホモサピエンス #青い目

↑白人が監修するとダメダメな一例。

マグタレニアンとかアナトリア農耕民とか西ヨーロッパ採集狩猟民とかいろんな区分を持ち出しているが、

わずか、3.4万年前に人種が発生したという結論は変わらない。

 

 

「……かような席では、何か風情を添えるものを酒の肴とすると聞いております。少々、お待ちください。私がお肴を差し上げます」 たたかいの原像―民俗としての武士道 (平凡社選書)1991/6/1千葉 徳爾
民俗としての武士道

 

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