「漢字」の本質をめぐる、かつてない鋭い洞察。
「世界史は13世紀モンゴルから始まった」と提唱した歴史家、岡田英弘が見抜いた、「漢字」の用法の特殊な事情とは!? 「儒教」とは本当は何だったか!?
漢字から平仮名・片仮名を発明した日本、そしてモンゴルから俯瞰し、漢字のみを用いてきた漢語世界が抱える困難を鋭く見抜いた、著者の偉業。
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【目次】
序章 岡田英弘の漢字論(宮脇淳子)
第1章 シナにおける漢字の歴史
漢字が生んだ漢人の精神世界
漢字が苦手な中国人
文字の国の悲哀──漢字は中国語ではない
第2章 日本の影響を受けた現代中国語と中国人
第3章 文字と言葉と精神世界の関係
書き言葉と話し言葉の関係
日本語は人工的につくられた
漢字文明圏における言語事情
終章 モンゴルの視点から見た漢字(樋口康一)
岡田英弘先生は、長くその著書に接してきて、常に驚きをもたらしてくれる人として尊敬していた。
本書は著者・岡田先生が亡くなった後、奥さんの宮脇淳子さんが遺稿をまとめたものだという。
バラバラの遺稿だが、岡田エッセンスは確かに全編に渡って横溢している。
ここで岡田先生の偉業を箇条書きでまとめると、
① 漢字は表意文字 ② 現代中国人たちは、漢字を読めない(数値は明らかになっていないがかなり低い理解力である)
③ 従って、文書に書かれたものでやっと判別できる程度である。1972に台北で行われた中華民国の大会で蒋介石が登場した際、
あらかじめ印刷された演説の内容が来場者に配られた。そうでもしないと、何言ってるかわからない。
毛沢東は生涯一度も、聴衆に向けての講演を行っていない。訛りが強くて何言ってるかわからない。
毛沢東の講話というものは常に印刷物とセットになっている。
④ これはあのエリート中のエリートである科挙通過者も同様で、ひたすら丸暗記で、その意味を考えるということはない。
やっと数年後に、意味が分かってくるという恐ろしい事実をあげる。
ここで、私が読んできてこれは凄いと思った岡田英弘先生のベストスリーを上げたい、
皇帝たちの中国 始皇帝から習近平まで (WAC BUNKO 359) 新書 – 2022/1/28 岡田 英弘 (著)
現代中国人は「漢文」が読めないので、十九世紀までの「中国王朝」の歴史はまったく知らない。
本書は、始皇帝をはじめ、主に、中国史上非常に有名な五人の皇帝(前漢・武帝、唐・李世民、元世祖フビライ・ハーン、明・洪武帝、清・康熙帝)を中心に、
その生涯を語りながら、中国人も知らない「中国」を描ききった出色の中国論。
倭国の時代 (ちくま文庫 お 30-3) 文庫 2009/2/10 岡田 英弘 (著)
妻も敵なり: 中国人の本能と情念 1997/岡田 英弘 (著)クレスト新社
漢字のみの中国言語は致命的な欠陥言語だ
中国はすべて漢字表記だから、覚える漢字が多すぎてそっちに時間を大量にとられて学問にまわす時間がない。
要するに大量な漢字を単に覚えさせるだけに子供の成長が費やされ、会話の発達が遅れ
高度理論の展開など更々不可能にしてしまうのだ。
無駄に大量な漢字を覚えさせることで多くの脳の記憶領域を費やしてしまい、一番重要な創造的な超高度理論を発展する頭脳領域の余裕などなくなるのだ。
この致命的な欠陥を見事に解決したのが日本語である。
日本人が開発した「ひらがな」は、劣った中国語の致命的な欠陥を完全に解決したのである
岡田節全開でそこはいいのだが、こんな大切なことを岡田先生しか言っていないような気がする。
どうしたことだろう?
最後に一点、碩学に苦言を呈したい。
岡田先生は大部分の著作で書いてるが、
「日本語は7世紀にシナの影響で作られた人工言語、おそらく7世紀のヤマト朝廷では百済語が使われていた…」
↑そんなバカなことがあるわけない。まず最初に、シナ語と日本語では語順がちがう
マレーシアでの自身の体験から発想された意見だろうが、はっきり言ってダメダメである。
縄文語の発見 1991 小泉保 (著) 青土社 解き明かされた日本語の謎
日本語の起源を弥生時代とする従来の説を排し、その濫觴を縄文時代に求めた本書は、“日本語の誕生”のみならず、いわゆる上代特殊仮名遣い、連濁・四つ仮名現象、アクセントの発生、方言分布など、日本語学における難問をここに解き明かした記念碑的労作。
本書まえがきより
「弥生期の言語と縄文期の言語の間には血脈の断絶があったと決めてかかっていた。
そうした確証は何もないのに、断絶の憶説にいまも研究者はしばられているのである。そのため、系統論はいきなり日本語の祖先を特定しようとして
日本の北方に南方に親類縁者を探し求めてきたが、結局それらしい相手を見つけることができなかった。
「縄文時代の言語については言語学者も国語学者も口をつぐんだままであった。怠慢と言われても仕方ない。
それは奈良時代の母親筋にあたる弥生語が現代日本語の祖先であるという仮説に縛られていたからである。そして、弥生語以前には素性のわからない多様な言語が話されていたが、弥生語によって統一されたと思い込んでいたのである」
この分野、いろいろ読んだが本書が白眉だと思う。
日本言語学会の会長らしい。続編がないのが惜しい。
周恩来『十九歳の東京日記』―1918.1.1~12.23 (小学館文庫) 1999/周 恩来 (著), 鈴木 博 (翻訳) 「私の極私的・中国共産党論」
★『最終目標は天皇の処刑 ペマ・ギャルポ著』
~中国「日本解放工作」の恐るべき全貌~ 謝罪の果てに何が来るか冷静に考えよう…
ttp://www.あまぞん.co.jp/dp/4864101221
「日本解放第二期工作要綱」文書 要約
第一期目標……日中国交の正常化
第二期目標……日本に民主連合政府を成立させる
第三期目標……天皇制の廃止(天皇は戦犯として処刑)と日本人民民主共和国の樹立
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@@なにより、ドイツ国民であるユダヤ人を市民生活から引っ張ってきて大量に虐殺したことと、
通常戦闘での死者を同一視させるかのような宣伝を第3者に対してはじめているシナとチョンコと反日キチガイ左翼どもの悪辣さに日本人は気がついているかな??