お約束の仲代達矢のエキストラとしての映画デビューのエピソードだが、余りにも凄くていろんなことを考えさせる。
Tatsuya Nakadai on Akira Kurosawa
CRITERION チャンネル登録者数 77.4万人
20,720 回視聴 2025/11/19
Remembering the late, beloved Japanese actor Tatsuya Nakadai with an amazing conversation on our streaming service, The Criterion Channel, in which the iconic performer looks back on his illustrious career and experience working with five of the master filmmakers who who shepherded some of his finest performances to the screen: Masaki Kobayashi, Akira Kurosawa, Mikio Naruse, Kihachi Okamoto, and Hiroshi Teshigahara. Watch the full conversation here: criterionchannel.com/videos/tatsuya-nakadai-five-masters
たった一人の通りすがりのエキストラの19歳の若者に、9時から始まった「しごき(笑)」が終わったのが午後の3時だと!!
いろいろ思うが、やはりまず最初に、黒澤明監督の凄さだろう。
三船敏郎さんや志村喬さん、200人も待たせたまま、たった一人の通りすがりのエキストラの19歳の若者にかけるこの労力というのは気が遠くなる。
余程、こいつは見込みがあると思ったのかな??
仲代さんは、それまで9回も映画のオーディションに落ちつづけたと。
それが意外だ。顔もいいし、背も高い、おまけに美声である。
若き仲代さんが、しごかれた肝心の歩きのシーンだが、私から見ても、「軽い」という感じがする(笑)

「用心棒」の夘之助も素晴らしい、人間の条件の梶も素敵だ、だが私にとって、仲代達矢とは永遠に津雲半四郎「切腹」(1962年)なのだ。
学生の頃、名画座でみたが、映画が終わったあと、しばらく立てなかった。
それほど、打ちのめされた名画である。
武満徹の音楽の素晴らしさ、江戸時代の武家建築の美しさ、丹波哲郎の素晴らしさ、二人で決闘のために墓地を歩くところがいい。
三國連太郎の怪演、若き岩下志麻の美しさよ…

見終わって原作も読んでみた。
面白い。
だが、この名画の成功のキモは、脚本家・橋本忍の倒述手法(倒叙法)にあるとみた。
かれは名画「生きる」でも同じ手法を成功させてる。
物語の冒頭で、ある武士が切腹して果てる場面を描写する(結末を提示)。
その武士がなぜ切腹することになったのか、過去の出来事や背景を時間をさかのぼって詳細に描く。
最終的に、冒頭の切腹シーンの意味や、その人物の行動の真意が明らかになる。

彼・モトメ(津雲半四郎の息子)は妻と娘の薬代を手に入れるため、井伊藩の屋敷の前で切腹を願い出て、あわよくばお金を無心しようとする。
しかし、井伊藩は、もしお金がもらえると噂が広まると面倒だということで、本当に切腹を命じてしまう。
刀を質に入れ、竹光しか持っていなかった求女に、竹光のままで切腹をするように命じるのです。
しかも「武士道」に反するということで、しっかり腹を裂ききるまで介錯はしないというのです。

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