久々にマーヴィン・ゲイの素晴らしい立ち姿をみて、この古い本を引っ張り出した。
すべての歌手の中でマーヴィン・ゲイが最も好きだ。
マイクの使い方、視線の配り方、なにより歌唱力…
なにをとっても超一流だ。
私もグラミー賞の授賞式、あの場にいれば立ち上がって拍手したであろう(笑)。
Sexual Healing – Marvin Gaye at Grammy Awards
Errol チャンネル登録者数 128人
3.9万 回視聴 4 年前
Marvin Gaye performing Sexual Healing at the 1983 Grammy Awards
この本(イナー・シティ・ブルース マーヴィン・ゲイが聴こえる 紺野慧/著)を読むと、まさに絶望のどん底から復活を遂げたときに当たる。
巨額の離婚訴訟からアルバム「離婚伝説」の権利を先払いにして、自らのプロダクションの破産を申請、スタジオミュージシャンも雇えず、すべて自らの打ち込みでアルバムを制作する日々。
しかし、この晴れ姿から約1年後、実の父に自宅で撃たれ死んでしまう。
Marvin Gaye – I Want You (1976)
Grown Folks チャンネル登録者数 19.5万人
My Love is Waiting- Marvin Gaye
↑1980年の彼の最高傑作「ミッドナイトラブ」から…
冒頭にCBSレコードの社長、この曲の作曲者などに感謝を述べるところが何より好きだ。
そして、最後に牧師の息子らしく、Jesusへの感謝を…
↑1980年の彼の最高傑作「ミッドナイトラブ」から…
CD版の最後にこの曲のインストルメンタルだけのが入っているが、つくづく感じるのはコンポーザー(作曲者)としての彼の類なき才能である。
映画「トラブルマン」の音楽が本当に良かった。
あと20年、30年と長生きすれば映画音楽にも進出して「黒いエンニオ・モリコーネ」と称賛されたであろう(笑)。
44歳で死んでしまったことが本当に惜しまれる。
イナー・シティ・ブルース マーヴィン・ゲイが聴こえる 紺野慧/著 東京 ヤマハミュージックメディア 1997.7
実の父に撃たれて死んだ、崇高なるソウル・ミュージックのカリスマ。ジョン・レノンが憧れ、スティービー・ワンダーが兄と慕ったマーヴィン・ゲイの生きざまがここに。巻末にアルバム250枚、年表を収録。