グレン・グールドの弾くベートーヴェン:交響曲第5番「運命」は長らく私のベスト愛聴盤である。

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⭐️ 高音質 ⭐️ Liszt – Beethoven Symphony No.5 (Gould) ⭐️ リスト ベートーヴェン 交響曲第5番 “運命” (グールド) ⭐️


のんこ Nonko チャンネル登録者数 54人

ピアノの大作へと変貌を遂げたベートーヴェンの交響曲に、鬼才グールドが挑む。

フランツ・リストは、ロマン派を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニストでもあったが、ベートーヴェンの交響曲を大胆にもピアノ演奏用に自ら編曲し、多彩なオーケストラの音響を1台のピアノで表現することを可能にした。

0世紀カナダの鬼才ピアニスト、グレン・グールドは、こうしてピアノの大作へと変貌を遂げたベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を1967年から68年にかけて録音、話題をさらった。

 

グレン・グールドの弾くベートーヴェン:交響曲第5番「運命」は長らく私のベスト愛聴盤である。

特に第2楽章、アンダンテ・コン・モトと第3楽章、スケルツォ アレグロが素晴らしい!

音が際立っている。

この演奏にどっぷりはまっていてもはや、オーケストラ版を聞こうとは思わなくなっている。

 

長大な第2楽章(14分ある)には、2度盛り上がるところがある。

ひとつひとつのフレーズがまた神がかった旋律の連なりである。

 

音楽好きの友人から、おすすめのCDを聞かれ、グレン・グールドの「運命」をあげて、ピアノ一台で「運命」を演奏するの? という会話を何度したことだろう。

しかし、よくよく考えてみればベートーヴェンは愛用のピアノでこの曲をつくったのだ。

だから、私たちは、ベートーヴェンがこれを弾いていると思えばいいのだ。

 

58年の生涯で、生涯で50回を超える引っ越しをしたというベートーヴェン。

その愛用のピアノは調子外れのホンキートンクピアノに近いものであったろう。

マカロニにチーズをかけたものが大好物だったベートーヴェン

ワインも好きだったベートーヴェン。好きなワインは安物のトカイワインだったベートーヴェン

金銭苦のうえに難聴を患っていたベートーヴェンがあまりいい暮らしをしていなかったのは事実であろう。

とはいえ、名高い音楽エッセイのなかで、特に著名なこの部分に異論がある。

 

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「若者の時代に、ベートーヴェンの第五交響曲「運命」を通るか、

モーツァルトのト短調シンフォニーを知るかはその人の育った環境に拠るところ大と、今でも思っている。

貧乏人ほど、より「運命」に共感しやすい素地があるのではないかと…」

 

↑ご自分の貧乏話がおもしろいが、そうではないと私は思う。例えば、政治学者の丸山真男はベートーヴェン(フルトヴェングラー)が特に好きなことが私でも知ってる。

そうではなく、ベートーヴェンの曲そのものが、貧乏、生活苦より生み出されたものと思えて仕方がない。

とくに「運命」の第2楽章はそうだ。

やるしかない、前を向くしかない、だからお前らも頑張れよ、そう言っているように私には聞こえる。

 

Wagner – Siegfried Idyll – Glenn Gould transcription ジークフリート牧歌 グレン・グールド


Christopher Holliday チャンネル登録者数 341人

15万 回視聴 10 年前



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